深夜にこういうこと書きたくなる現象に誰か名前付けてください
深夜のおさんぽが一番楽しい。
遠出してお買い物したり旅行したりするより、深夜近所のコンビニに一緒に行ったり、深夜飲み会後に駐車場までちょっと手繋いで歩いたり、そういうのが一番幸せなのです。
そんなの昼でもできるじゃんと思ったそこのあなた、昼は恥ずかしいじゃないですか。なんとなく。
なんにせよお外で仲良しっぽいことをするなら深夜か早朝の短時間に限ります。それ以外は人混みのみ可。
人混みは本当にはぐれるから、いちゃいちゃするためではなく犬のリードと同レベルだけど。
でも、割と最近までこんな感覚ではありませんでした。
外に出たら即手繋いで、なんなら腕組んでるくらいが好きでした。
こういう趣向の変化が年かなーと思います。
元々、いつでもどこでもくっついてたいの!というよりは「うちの彼氏かっこいいでしょー!」っていう顕示欲があって、それが年と共に減ってきた感じです。
ダーリンがセフレだった頃は手なんてもちろん繋がなかったから、夜暗いところでゆっくりしか歩けなくて置いて行かれたり、人混みではぐれたりがよくありました。
それでよく後ろを付いて行きながら「さみしいよー」としょぼんとなってました。
でも今考えたら、複数で外で致した時なんかは他の男性に「大丈夫?携帯のライトで足元照らしてあげるよ」とか足元見えないところで手持って支えてもらったりしてたから、私も大概強かだったんですけどね。
今のダーリンなら昼間でも人目がなかったら手くらい繋いでくれるかもしれないけど、私に必要がなくなってしまいました。
今はもう他の男性はいないし、相変わらず鳥目で暗いところで歩くの異常に遅いし、「ダーリン待ってよう(ぶりっこ)」とかもしないけど、ゆっくりならひとりでも歩けるのです。
遅いって怒られた時に「ごめんなさい…」って半泣きで付いていくことはもう大分減り、「あー先行ってー」と言ったり「じゃあちょっとくらい待ってよ!」って怒ることもできるようになりました。
ここまでくるとおばちゃんです。
悲しいものです。
女が、かよわくて優しくて甘えん坊な少女でいられるのは強くなる必要がないときです。
ぶりっこしてたら誰かが庇ってくれて守ってくれて、要望やわがままをなんでも聞いてくれるなら、誰だって何歳になっても少女でいられます。
が、現実がそう甘いわけもなく、いい加減にしろよって彼氏に怒られたり、そうでなくてもストレス社会にさらされるとどの元少女も大抵強くなって、そしておばちゃんになっていきます。
この時代外見は「お姉さん」のまま結構長く止められますが、中身は「少女」か「おばちゃん」のどっちかにしかなりません。
小学生の女の子にだっておばちゃんみたいなたくましい面もあるし、おばあちゃんになったって少女みたいなかわいらしい面もあります。
かわいい女性がいて、かわいいまま彼女になってほしいならば、デロデロに甘やかしてあげてください。
しっかりした奥さんになってほしいなら、途中で嫌われるのも覚悟でどうしても許せないことはしっかり言ってください。
ダーリンとはこれが順番逆で、セフレだったとき冷たい→結婚が持ち上がったら甘い、となってしまったので、今喧嘩ばっかりしてます。
結構疲れます。お互いに。
でも深夜、暗いお外でだけ、私はくっつきたがりで甘えん坊な少女に戻れるのかもしれません。
だから仲直りするときは、深夜おさんぽしましょ。